旅/風景/場所

豚という生き物

先週末、北海道で豚を放牧している中島さんという方の農場に行った。 で、写真を撮った。楽しかった〜 豚の目はかわいい、で、すごい。

森の農場

BM技術協会という生産者の団体で、農業をする若者に向けたセミナーが開催された。そこで向山茂徳さんという方(★)が、若い人たちに向けて話したこと。約1時間。ニワトリを飼い、森の農場を25年間かけてこつこつとデザインしてきた方。何度も聴いている話な…

翼よあれが巴里の灯だ

休みの日、前に録画していた映画『翼よ、あれが巴里の灯だ』を見た。よかったー。話の筋はとても単純。無名の飛行機乗りチャールズ・リンドバーグが、世界初の大西洋単独横断を志して成し遂げるまでの物語。時系列に淡々と。記録映画みたい。何がよかったの…

小泉正浩さん

彼の家庭は温かい。父ちゃんは父ちゃんらしく、母ちゃんは母ちゃんらしく、子どもは子どもらしい、のびのびと、すっくり大地に育った有機農業の家庭だと思う。それは父ちゃんの人柄。農業の技術以前に家族を見ればそれがわかる気がする。彼の有機農業がうま…

木城

ああ世の中には不思議な場所があるもんだ。 十数年来おつきあいのある生産者、小泉正浩さんご一家が暮らす宮崎県木城町のことだ。そこらじゅうに古墳が点在する台地。山奥には知る人ぞ知る焼酎蔵が潜み、湯布院の喧騒を逃れておどろおどろしい仮面をコレクシ…

浦辺誠さんと菜穂子さん

正月明けて7日。実に15年ぶりに浦辺さんちに行った。まだ僕がこの世界に入りたて31才の頃だった、と思うので15年ではなくもっと昔! 春先の新しい企画のための取材で行ったのだが、自分があっけからんと満面笑顔で行動するのかと思ったのだが実は始終緊張し…

水のデザイン……向山茂徳さん

ぼくのシゴト先の生産者向け情報紙『Radix News Letter』の12月末発行号(52号)に、向山茂徳さんという方を紹介した。すばらしい方なのでここでも紹介したい。以下…… 自然に還る畜産農場主の向山茂徳さんは1984年、塩山市から茅ケ岳山腹1000mの地に現在の黒…

軍艦島

岩崎さん訪問を終えた翌日は、Nちゃんを空港に送った後、針路を長崎の突端野母崎に向け車を走らせた。野母崎は長崎の、南に突き出た岬。東は橘湾をはさんで島原半島、西の海は東シナ海。長崎市からの何の変哲もない国道は工事が多く、安売り店やコンビニなど…

岩崎政利さん

この人抜きに有機農業は語れないだろう。長崎は雲仙市吾妻町の岩崎政利さんだ。 先月末、同僚のNちゃんと久しぶりに岩崎さんの畑におじゃました。いつもと同じ畑を見て歩き、少しずつ整備が進んでいる研修小屋で話をし、畑の丘から眼下の諫早湾に降りていき…

竜馬がゆく

10月26日に福岡、27日に島原、28日は長崎を経て野母崎、29日は山梨竜王、30日に岩手陸前高田、31日に仙台を経て東京に戻った。11月ばたばたと東京で日を過ごし、この10日間ほどの車中を、ずっと『竜馬がゆく』と一緒に過ごした。きっかけは10月頭の高知行。…

黒潮文化圏

ここのところ鹿児島、高知、房総と興味を持って行きもし書きもした。前々から先輩同僚をつかまえては酒を飲みつつ話していたことがある。日本列島フォッサマグナは糸魚川から富士川を貫いているが、実は東西に走っている構造線があるんだよという話だ。 いつ…

地球畑

有機農業。なんかいやになるが、僕がこうした業界に身を浸すことになってもう15年?いや17年ほどになる。最初は日本リサイクル運動市民の会という団体が発行する『くらしの木』(なつかしや!)のデザイナーとして関わったと記憶しているが、その当時の有機…

すばらしき高知…新堀川

その新堀川の話を田中さんから聞いた。 昔からある運河(掘)でその周辺は先にも書いた通り多くの歴史の遺産だ。だけでなく、この新堀川には絶滅危惧種を含む多くの生き物たちが暮らす場所でもあった。その新堀川が、県の計画により埋め立てられ道路に鳴って…

すばらしき土佐

シゴトで高知に行かせてもらった。農産の勉強会。その幹事役を務めてくださったのが、高生連の田中さんという人。田中さんには何度かお目にかかったことがあったが、今回はとてもお世話になってしまった。 勉強会が終わっての夕方。ほんの30分だったが、僕を…

山脇義秋さん、紀子さん

川辺から枕崎を通って、あの日9月8日は、やっと目的地の鹿児島県頴娃町の山脇紀子さんのお宅にたどり着いた。紀子さんとは九州の生産者の会議で何度かお会いしていたが、会いに行こう!と思い立ったのは、紀子さんの明るさ。そして紀子さんが、農家として…

かわなべ森の学校

川辺に来たのは、実はかわなべ森の学校を再訪したかったからだった。2年前、同僚のGと訪れ、廃校のもつ“気”の美しさに感じ入り、結果2006年、“食の文化祭”というイベントを東京足立区の廃校で開催したきっかけになった場所だ。その元は、遡ること4年ほど前…

道の駅かわなべ……薩摩半島

9月初旬。熊本の水俣に行く途中、時間をとって薩摩半島は開聞岳の麓で農業をしている山脇紀子さんを訪ねた。あたたかい、豊かな気持ちを取り戻す良い2日間だった。空港から、まずは車を南に走らせ、2年前も通った川辺町で途中下車…… 道の駅かわなべ。道の…

甘楽町…新井俊春さん

群馬県の甘楽町に来た。ここは甘楽町有機農業研究会という団体が活動する場所。代表の新井俊春さんにお世話になっている。11月に予定している勉強会の打ち合わせを兼ねて、この団体の野菜の仕入れ担当のJちゃんと一緒に畑も見て回った。新井さんという人は…

山口マオ

昔の友人、山口マオに会いに行った。15年か20年ぶりあたり。彼は絵描き。 大学でいっしょにバンドやったり大学祭で居酒屋やったり、夜の町をほっつき歩いてはヘンなもの拾ったり、僕が美麻村の遊学舎に通い始めたのも彼がきっかけだ。版画を専攻してしばらく…

エイサー

これは先週のこと。僕の済んでいる相模原のとなり町の町田でエイサー祭りをやっているというので家族で見に行った。9月に入り凌ぎやすい涼しさになってきたなと思っていたら、この日はまるでエイサーを盛り上げるためのようにムチャ暑く、真昼間、アスファ…

旭山動物園

遅い夏休み。9月の初旬、家族で富良野に。旭山動物園に行きたいというのでついて行く。人気の動物園との前評判どおり、園内は家族連れで大賑わい。ここは北海道ということだけあって、白熊とかアザラシとか、北の動物が多い。僕は動物園といえばアフリカ、…

今日は天文館

8月末から9月3日にかけて富良野に家族で行っていた。その間もなく8日から鹿児島、今日は天文館にいる。明日は水俣…… この間いろいろ感じたこともあったのだがまとまらずギブアップ。いろいろあった。今日は天文館「豚とろ」でラーメン食べて寝ます。おや…

ワイルドワン 田中和正さん

うん、ワイルドワンって、昔スージークワトロが唄ってた歌のタイトル、たぶん隠語かなんかなんだろうけど、この言葉が浮かんでしまったのだから仕方なし。田中さんのことだ。 前回の続きになるが、田中さんは長崎の出身で、工業高校かなにかの先生をしていた…

田中和正さん

しばらく更新してなかった。が、この人のこと書きたかった。が、実は今週また会いに行くのでまた来週書くことになるのかな… ちにたふぁあーむの田中さんご家族。 最初にお会いしたのはもう5年も前かなと思う。そのときは家がなかった。というか北海道の富良…

布施さんと八列とうきび

やさしい人がいるのだ。布施芳秋さんという。 そんなに多く話す訳ではないが、やさしい人だ。いつも汗をかきかき、陽にやけて真っ黒しかもだいたい無精ひげ。ひょろひょろの風貌で、でもけっこう眼がするどい感じなので、とっかかり身構えてしまう。が、芳秋…

麓郷の丘から十勝岳ずどん

7月の風景。手前の年代モノのフォードはここ麓郷で有機農業をしている菅野さんのもの。品種を忘れてしまったがこの時期コガネ色に輝く小麦の中でも、ここに映っている小麦はひときわ美しかった。キラキラさらさらだ。 カメラを構えたぼくの立ち位置の後方に…

太田順夫さんという人のことだ。

この人は中富良野に住んでいる。有機農業をしている。破顔満面長躯、時にしたたかな農家、時に青年の志の気を感じる、それは不思議な人だ。自分の持っている残りの時間を、あれは自分のためなのだろうか、仲間のためなのだろうか、それとも有機農業運動のた…

ラベンダーの感性

7月末富良野に行った。農産の勉強会ということで、ここで有機農業を進めている農家の方々と色々に交流した。その中でラベンダーの話。岩見沢からやってきた狩野謙二さんという面白い、有機農業で有名な方がいて、富良野でこれも有機農業を進めている太田順…

樺太。自然

今日テレビが樺太で大きな地震があったと報じていた。 作家の島村菜津さん、名プロデューサーの吉開さんと茶を飲む。そこで樺太の昆布の話。北海道に成田さんという方がいて、樺太のとても品質の良い昆布の商売をしているのだそうだ。昔NHKで見たことがある…

仲間作り…信太惇吉くん

「僕たち法人作ろうとしてるんですよ」 信太くんがお米の勉強会の前日、お酒を飲みながら話していた。どんな会社と聞くと、大潟村の仲間たちが集まれるような会社。販売もそうだけど、仲間が一緒に農業をやりやすいような…とそのあとは酒にまぎれて詳しく話…