2010-01-01から1年間の記事一覧

食に主体的に関わる…おいしい村の輪郭線

とりあえずメインコンテンツとして別blog「おいしい村…il buon paese」をえいこらしょっと、楽しみつつ書き込んでいるんだが、その輪郭のようなことが見えた気がした。 それは、どうも茫洋としてつかみ所がないような「おいしい村」という言葉について。 こ…

年老いたヨーロッパの哲学

ネグリ『とその彼方』の下巻、『的ポスト近代の政治哲学』から、気になる2編のうち「年老いたヨーロッパの哲学」という講演録の「ことば」を抜粋し、勝手に切り貼りしてつなげてみた。もわかりにくいと思っていた話が、ネグリの見るヨーロッパという塊の動…

地球生命は自滅するのか?

副題、ガイア仮説からメデア仮説へ。著者・ピーター・D・ウォード、っていう本を読んだ。BMのIさんからのいつもの依頼で。でもこれ書評にできるかしら、と渡す前に言いたいこと書いてみた。 まずナナメ読みして拒絶感があった。決定論的なのだ。地球を救…

帝国とその彼方…ネグリ本2冊

ネグリ講演集 <帝国>とその彼方・<帝国>的ポスト近代の政治哲学 を読んだ。 とても難しく、220ページほどの文庫上下巻2冊をツーキン電車の行き帰り何度も読み返しては1ヶ月もかかってしまった。結論は、素養の不足ゆえ(わからない用語多し、ヨーロッ…

食に主体的に関わる

ついついモノゴトを難しく考えてしまうクセはご勘弁。おいしい村と銘打ちかれこれ4年目?になるこのblog、更新もたいしてせずここまで来たけれど、ずっと頭ん中巡り結論出ないのは、「おいしい村っていったい何のこと言ってんのかちうコト。おいおい今さら……

ニコニコ通り

20日はシゴトのとちゅう。急ぎ足で青森の駅周辺を歩いた。弘前より大きな街区なのはわるがどうも肌寒い、のは天気のせいでもあるのだろうが、やっぱり青森駅は終着駅、青函連絡線とか、津軽海峡冬景色とかのイメージもつきまとう。いやそんなことはないヨ、…

あおもり犬

青森から帰ってきた。時間が少しだけできたので思い立って奈良美智を見に行く。 初めて眼前に見たあおもり犬…… それは大きく設えられた方形の窪みに縮こまっているようにみえた。 その大きすぎる頭蓋、のっぺり卵細胞のようにフラットな「こうべ」を持ち上げ…

オルタナティブはどこに行った?

ボクがこの世界にきた頃の有機農業は、オルタナティブといった風情も備えていて、取り上げるテーマも脱サラして有機農業はじめた若者たちの生き方なども多かったのだが、まあ、変わった。 振り返ると90年代前半から広く知られるようになったに伴い、間髪おか…

出発点再確認

ボクガblogなぞをはじめたのは2006年のころ。そのはじめのときの整理(★)が、実はいまでも生きている(ちなみにその頃のbloは当時のまま晒しっぱなしでトホホ)。 “おいしい村”という題名はもともと、僕が2002年のイタリアで出会った言葉“IL BUON PAESE…

がび〜んイリネグ

って意味わからんと思いますが、イリとネグ。 昔々その昔触発されたのが『脱学校』『脱病院』『生きる思想』『シャドウ』『ジェンダ』これがイリです。で最近やばいとグングンのめり込み始めてるのが『帝国』『マルチチュ』これがネグ。加えて高知の八さんち…