2009-01-01から1年間の記事一覧

家族、料理、本、畑。巡る時間

3月3日の日記更新からなんと5ヶ月が経過した。シゴトの部署が変わったのがきっかり3月2日の月曜日からだったから、それが理由で僕もblog辞めるんかなーなどと思ったりしつつ、正直とても気が楽な5ヶ月だったように思う。それは日々の暮らしの肩肘張った…

豚という生き物

先週末、北海道で豚を放牧している中島さんという方の農場に行った。 で、写真を撮った。楽しかった〜 豚の目はかわいい、で、すごい。

森の農場

BM技術協会という生産者の団体で、農業をする若者に向けたセミナーが開催された。そこで向山茂徳さんという方(★)が、若い人たちに向けて話したこと。約1時間。ニワトリを飼い、森の農場を25年間かけてこつこつとデザインしてきた方。何度も聴いている話な…

翼よあれが巴里の灯だ

休みの日、前に録画していた映画『翼よ、あれが巴里の灯だ』を見た。よかったー。話の筋はとても単純。無名の飛行機乗りチャールズ・リンドバーグが、世界初の大西洋単独横断を志して成し遂げるまでの物語。時系列に淡々と。記録映画みたい。何がよかったの…

自由のこと周辺

最近小難しい本読み始めたのはそもそも神門善久氏の『日本の食と農』からだった。農地農政農協の問題を紐解いたこの本は、2つの意味で気になった本だった。ひとつは農地という法に規定された土地を所有する農家にとっての自由は何なのかということ。もうひ…

自由主義者

時々blogを読ませてもらっている池田信夫さんが書いた『ハイエク−知識社会の自由主義』を読んだ。本の中では妥当としているが、ハイエクを自由主義者と呼ぶのかどうか、難しいのでわからず。評価もなかなか難しく、とりあえずふ〜んなるほど、とマーカーで線…

境界の位置

23日から3日間は北海道にいた。1日目、札幌は予想に反して雨、なま暖かい風。道の脇の之は溶けていた。カメラ壊れる。というか写真撮ろうとしたら電源入らず。どういじったらいいかなど分かるはずもなく、空しく電源ボタンを押し続け、イライラ30分もサルの…

辺縁辺境

中心と周縁、山口昌男、マージナル、へりの; 辺境の; 限界の; ぎりぎりの; 取るに足らぬ; 欄外の.…などなどが引っかかる訳は何?う〜ん 第1点。農地のこと考えてた絡みで。 農地なるものが農地開放政策で一旦、国が召し上げて、農家に再分配されたと位置づ…

ポピュリズム

『戦後政治の崩壊』(山口二郎著・岩波新書)を読んだ。あまり集中できず、はてどんな感想かと問われても、う〜ん。本が悪いんじゃ決してなく、自分の頭ん中が散漫だったんだろう。う〜ン、なぜ読んだのかといえば、この本の前に読み終えた『日本の食と農』…

機械振興快感

正月の不摂生が祟りちょっと胃を傷めているようなので午前はイシャに。いつもお世話になっているK医師。女房とよく話すのだが、いい意味でヤブである。すぐクスリくれちゃうのだ。その功罪見極めれば市販のクスリ買うより割安。今日処方してくれた薬の内容聞…

90年代、00年代

自分に確認しておきたい。金融崩壊、世界の食糧問題などでいよいよ感じること。とうぜん、社会的には、環境保全型農業はこれからも支持すべきと思うが、今後、食について僕たちはどう考え、どう行動するのが良いか。時代の動きは的確というか、必要なときに…

なんのこともないが

寒〜い一日、シゴトで何があったわけでなく、ウチに帰って食べた晩ごはん。放っておいたら和食一筋のようなわが女房さまのつくってくれたごはんにホッとする。このまえ畑で採ったこかぶの煮付け、寒風にさらされてただけあり、外皮がスジばってぺっ!と出す…

困った困った

正月明けから再開したblog、やや元気なく始まったのは、やっぱり自分が“がっかり”しているからなのだろう。改めてその“がっかり”をテコに、いったい自分は何考えてるのか、ふらふらヨコ道にそれ易い自分を、ちょっと戒めつつ、少しは考えにホネを持たせたい…

畑は海である

ずいぶん昔、「稲穂は海」というような表現に出合ったことがあった。 たわむ稲穂が風になびいて、波の幾何学模様を描くそのさまに、ああなんて田んぼはすばらしいんだろうと、たしか30歳のころ、感動したこともあった。その記憶から、旅は野道を歩くのがいい…

これ以上は困る

以前読んだ水関係の本に、世界的に水資源が争奪戦の様相を呈している状況に対して「水はニーズか権利か」という命題が提起されていた。単なるニーズであれば商品として、その行く末は企業の手に委ねるべきだし、権利であれば国、国際社会の責務として擁護さ…

年頭の所感

何十万人もの人々を路頭に迷わせながらも、切った側の企業経営者の報酬は伸び、内部留保の総額は史上空前だそうだ。そんな非情が許される背景には、小泉政権時代の雇用に関する法改正があり、そのまた背景には、産業資本主義から金融資本主義への転換という…