森の農場

buonpaese2009-02-26











BM技術協会という生産者の団体で、農業をする若者に向けたセミナーが開催された。そこで向山茂徳さんという方()が、若い人たちに向けて話したこと。約1時間。ニワトリを飼い、森の農場を25年間かけてこつこつとデザインしてきた方。何度も聴いている話なのだが、まったく違って聞こえた。森の農場、というお話をまとめておく……

できるだけ自然に溶け込んでいきたい
森のなかに農場があるのか、農場のなかに森があるのか

腐植
森のなかにもたくさんある。自分の腐植と森のなかにある腐植。近所の森をぜんぶ歩いて、スコップ掘って1メートル。そんなに深くのすべてが腐植。毎年通うタカラの場所があります

森と水の農場。森とつながっている
僕の農場にはニワトリを飼っている

哲学、想い、思想とか、ああ僕はこんなことをやりたかったのだ。そう思いはじめて、農場も変わっていった。にわとりは にわとりらしく、ああこれが原点、そう思う

発酵。
そう、この考え方の一方に腐敗もあり、僕たちの道は、発酵に行き着く
森の農場。森をたずね歩くように、とうもろこしを巡って、世界を旅した
 
にわとりは にわとりらしく
にわとりを 元気にするには、おなかんなかに いい菌をどんどん。ニューサンキン コウボ カビ ホーセンキン、みんな発酵。それでにわとりを元気にする

堆肥。
そう 土のことも発酵だ
ブツリセイ カガクセイ セイブツセイ。バランスがいいと生きものが元気になって、病気、にもならない。僕ら、このことも考えてやらないと

森とつながっている僕の農場ではいろんな実験をする。ダイガク、センセイ、カガクシャ。ブツリセイ、カガクセイ、セイブツセイ。このなかのバランスが大事なんだ。そう、となりの牛屋さんから牛乳もらってきてヨーグルトをつくってまぜた。メンエキ、テイコウセイ、アミノ酸、バランスが大事なのです

農業とは
自然の法則をどう読むか
自然の法則を、頭んなかに、どうやって読み取るか?????

哲学、想いとか、思想
ああ 僕はこういうことをやりたかったんだな
農業とは産業か、文化か?うーんむずかしい、昔は自然塾、わけわかんない話、えんえん、やりもしたが。今は文化

森の精霊と熱帯雨林
自然療法の原点。原種の生まれる場所。いろんな原点がある、森という場所

農村には、人生の生きる喜びと、生きる術がある
農村というのは、人間が生きていくうえで、すばらしい価値があるよ。教えてもらった旅がありました。ブルゴーニュ、そして森。それは農業を産業ではなく文化として。日本も何十年かあと そういう方向に行くだろうけれど、たんに生産の技術ではなく運動、哲学、であったり。違うこと。もっと広い意味までを学びたい

文化としての農業、文化としての農業
文化としての農業って、何なんだろうか。人が集まる、ぶどう園に、東京の銀座に。自然塾はそうする。銀座でぶどう狩りしてもらったなぁ。もう二度はやりたくないが。桃の花の下、会議もした

……

さあてと

若いみなさんに向けて

* * * * *

農場は、自分の生き方を表現する場です。

情報を集める。
発想は異動した距離に比例する。
自分の目で観て感じる感性を育てる。
好きなことをする。
人のネットワークの構築。


仲間をたくさん、つくってください。