2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

皆既月食

今日は皆既月食の日であったそうだ。しかし東京はカミナリ、どしゃぶり。ああ残念とシゴト帰りの電車の中でケータイの天気予報にアップされてる各地からの月の写真を眺めていた。投稿者のコメントが「ひさしぶりに癒されました」「子どもが喜んでいます」な…

ワイルドワン 田中和正さん

うん、ワイルドワンって、昔スージークワトロが唄ってた歌のタイトル、たぶん隠語かなんかなんだろうけど、この言葉が浮かんでしまったのだから仕方なし。田中さんのことだ。 前回の続きになるが、田中さんは長崎の出身で、工業高校かなにかの先生をしていた…

流れる

智に働けばカドがたつ、情に棹させば流される。だからアホになる……と桑田が唄っていた。う〜ん、そういうのならウケる唄になるのね。要は自分がアホになってるの、みんなわかってるんだ。微妙。こういう唄っていいよね、って思う人、ラクだなぁ。こうして結…

田中和正さん

しばらく更新してなかった。が、この人のこと書きたかった。が、実は今週また会いに行くのでまた来週書くことになるのかな… ちにたふぁあーむの田中さんご家族。 最初にお会いしたのはもう5年も前かなと思う。そのときは家がなかった。というか北海道の富良…

3月だっただろうか、金沢にいったとき、叔母と従妹に誘われて、金沢現代美術館に立ち寄った。旧金沢城のまん前、旧い伝統文物がたくさん集まるどまんなかにその美術館はあって、新鮮に驚いた。ここにこうした施設がなかったころの金沢はどうだっただろうか…

メインフレーム

ベーシックな仕組みはだいたい合っているが、それだけではどうもうまくいかないから、それを補う意味のサブシステムを考えるべきだという考え方と、もう根本的にこんな仕組めでは立ち行かないから、その抜本的なことを変えようという考え方は、発想からして…

脳ミソに釣り糸をたらす

ぼんやり考えていたのは絵と詩と食。 描かない奴に何がわかるのかな、ってことや、今日作った料理から、ああ気持ちが開くってのはおいしい料理食べてるときなんだよな、って自分が思ったことでどういうことなのかってこととか。 理想のない現実主義者っての…

風景、美ってなんだろう

食と農を考えるポジションとして、風景と美を置きたい。 食と農をそのことだけで根を詰めすぎると煮詰まってしまう。たとえば世界共通のモノサシは何かという宿題をもらって食なり農業なりそれぞれ単体で答えを捜していったら、食はファストフード、農業は貿…

文脈主義からどんどん脱却だ

思えば僕は、けっこう長い間文脈主義に囚われていた気がする。 それは第一に、有機農業運動というものが文脈主義そのものだった。第二に、学生時代から権力への批判的姿勢のような観念が体に染み付いていること。第三に、自分に甘く人にキビシイという性格。…

幼児化という言葉

最近はまっているのが茂木健一郎シリーズなのだが、以下思ったことは本ではなくて何かの講演記録で話されていたことからの連想だ…… 講演で茂木さんが言っていたのは、“美”というものは個別的かつ主観的なものなので原理としてひとくくりに出来ないのだ、とい…

可能性を示す

長い引用だ…… アーティストは創造力を形にする。創造力を日夜思い巡らして生活しているので、世の中が正解と間違い、〇か×かだけではなく、たくさんのオルタナティブな道があることを知っている。アーティストの創造力はその結果や答えではなく、過程を大事…

イメージを追いかけることの答え

もともと絵ばかり描いていて、そんな自分が食の世界に入り込んでしまったのは運のつき。それでもなかなかにこの世界はオモシロイ。自分が頭を働かせるのを面白いと思ってしまって、今日まで来たような気がする。それは、この世界にも言葉にならない世界があ…

元気をもらっている

最近とても癒され、元気をもらっているblogがある。それを教えるのはとても恥ずかしいので教えない、が、僕はこのblog、そして家族に、元気をもらっているなぁと、普段から感じはじめていたのに、今日それがぴったりとした内容だったので、思わず転載…… 鬱々…

いろいろと錯綜

ここのところ更新頻度が低下しているワケがわかり納得した。 むちゃくちゃ暑いのも大きな理由なのだが、実はここ1カ月ほど、書きたいことがどんどん押し寄せて来ていて、それを追いかける時間と体力がなくて頭の中にあるものがどんどん置き去りにされ溜まり…

布施さんと八列とうきび

やさしい人がいるのだ。布施芳秋さんという。 そんなに多く話す訳ではないが、やさしい人だ。いつも汗をかきかき、陽にやけて真っ黒しかもだいたい無精ひげ。ひょろひょろの風貌で、でもけっこう眼がするどい感じなので、とっかかり身構えてしまう。が、芳秋…

麓郷の丘から十勝岳ずどん

7月の風景。手前の年代モノのフォードはここ麓郷で有機農業をしている菅野さんのもの。品種を忘れてしまったがこの時期コガネ色に輝く小麦の中でも、ここに映っている小麦はひときわ美しかった。キラキラさらさらだ。 カメラを構えたぼくの立ち位置の後方に…

数字が風景に見える

今日はホントは8月15日じゃなく、17日の夜10時。書こうと思ったら昨日の夜中午前2時ごろに書き込んでいたので17日では書けないので強引に空いてる日付で15日ということに。さて昨日の夜中blog書き終わったときにテレビでピーターバラカンが面白…

機能主義、文脈主義を超えて

食や農を巡っての有機農業運動や環境保全からの取り組みは、畑や田んぼの外側のことを問題にしてきた面がある。「外からの悪しき流入」を農薬や化学肥料も含めできるだけ排除して、本来の循環の中に畑田んぼを位置づけて、それを評価しようとしてきた。こう…

太田順夫さんという人のことだ。

この人は中富良野に住んでいる。有機農業をしている。破顔満面長躯、時にしたたかな農家、時に青年の志の気を感じる、それは不思議な人だ。自分の持っている残りの時間を、あれは自分のためなのだろうか、仲間のためなのだろうか、それとも有機農業運動のた…

美というもの

茂木健一郎さんの講演録を聞いて思いあたることがあった。それは美というものの存在についてだ。 まず、美というものは機能、性能というモノサシで計れるものではなく、また、美術作品の良さを評価するときに、その来歴や、作者の有名さ、もとよりその作品の…

美しい風景

自分の憧憬から出発している“おいしい村”のイメージだが、それを記して、ちょと考えを進めてみよう。幸い今日は扇風機の調子良く、僕のもう一つのパソコンはクラスターチェックとかを勝手にやり始めてしまい、シゴトができないので。 自分の憧憬は1991年に発…

う〜ん

毎日出来ごとが過ぎる。ああこれはおもしろいと思ったことも、口を閉ざせばたぶんほとんどが消える。その中で、動いている事実だけが積み重なっていく。ああこれは忘れてはもったいないと日記に記す、blogに記す。それらは残るだろうか。それらは時がたち振…

ラベンダーの感性

7月末富良野に行った。農産の勉強会ということで、ここで有機農業を進めている農家の方々と色々に交流した。その中でラベンダーの話。岩見沢からやってきた狩野謙二さんという面白い、有機農業で有名な方がいて、富良野でこれも有機農業を進めている太田順…

また台風が来ている

7月はほとんどblogに来なかったなぁ。秋田九州丹波北海道と長丁場のシゴトも終わり、たったおととい梅雨も明けたと思ったらまた台風だ。頭の中にはいろんな人や風景がインプットされっぱなしで整理つかず。 脳も溶け始め、これはオキナワモードかな。 ぐぐ…

樺太。自然

今日テレビが樺太で大きな地震があったと報じていた。 作家の島村菜津さん、名プロデューサーの吉開さんと茶を飲む。そこで樺太の昆布の話。北海道に成田さんという方がいて、樺太のとても品質の良い昆布の商売をしているのだそうだ。昔NHKで見たことがある…