田中和正さん

buonpaese2007-08-26

 しばらく更新してなかった。が、この人のこと書きたかった。が、実は今週また会いに行くのでまた来週書くことになるのかな…
 ちにたふぁあーむの田中さんご家族。
最初にお会いしたのはもう5年も前かなと思う。そのときは家がなかった。というか北海道の富良野に(たぶん40代前半で)家族共々新規就農して、もともとそこに住んでいた農家のおんぼろの小屋を住まいとしていた。2人の子どもは入植当時多分小学生。まるで「北の国から」の五郎さんちと同じじゃないか。
 さて現在。有機農業をして暮らしている田中さんちは今息子の正太郎くんがここでおやじと一緒に農業することにしてがんばっている。一家は住まいもほったて小屋から庭先に区画した手作りのステキなログハウスに移住。だけでなく「ふらのキャラバンハウスちにた」と称し旅人の簡易宿泊所もつくって、さらに昔住んでいたほったて小屋は現在WWOOF()の部屋に解放、野菜の選別のための作業小屋になった。飼ってる犬ネコがうろつき、今やポニーもいる。ああ田中さんちはやっと富良野に根を下ろしたんだナァと感慨が深い。
街から離れた(ということは十勝岳の見晴らしが最高な)場所で農業。土地の条件は平場より相当悪くいろいろご苦労されているが、田中さんのメインは明確に、暮らしである。田中さんにとって農業は、土に触れた暮らしである。自然に抱かれて、自分の手足で暮らすこと。だから家も何もかも手作りが理想だ。去年訪れたときは手作りの卓球台があった。どうした考えか、何か作れば何か穫れるだろう3反歩ほどの畑はヒマワリだらけで美しかった。その同じ畑で今年はじゃがいもを植えているが、そこかしこにこぼれ種で育ったひまわりが日差しを受けていた。