2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

書評 水

ひさしぶりにBM技術協会の機関紙『AQUA』に書評を寄稿したのでのっけておきます…… 『水戦争の世紀』『水戦争』 21世紀は水の時代なのだそうだ。どちらの本も豊富なデータと事実の連続で勉強になった。水が豊かな日本にいて、読めば何億トン、何兆トンという…

おいしさと文化

途中でホッポリ出していた『食のクオリア』考の続きを書こうと思った。約210ページのまだたったの90ページ目だったのだ。 …他人の作った料理を食べるということは、究極の信頼を寄せることである…文化は、互いが作ったものを交換することで成り立つ…食の文化…

天地不仁

'75年から'88年の激動の時代に、朝日新聞の「天声人語」を担当し、時代を切り取り続けた辰濃和男さんという人がいる。その人の書いた『文章の書き方』という本に「天若有情天亦老」という言葉があった。天もし情(こころ)あらば天もまた老いん。自然の摂理が…

換骨奪胎

換骨奪胎、というグサっと来るような言葉を、先週農文協のKさんから聞いた。 農業の世界の話で恐縮だが、一昨年から「品目横断的経営安定対策」なる制度が始まった。はしょって言うと、国が経営安定のための支援を一定以上の面積で営農している(担い手とみ…

僕が最近読んだ本

申し訳ない。どうもシゴトや巡るいろいろのスピードが僕にとって早すぎまして、いろんな出来事を時系列に報告できずにいる。どうしたものかと今日も酒かっくらいながら悩んでいたのでありますが、とりあえず、掟破りの謗りを甘んじて受けつつ、最近読んだ本…