麓郷の丘から十勝岳ずどん


7月の風景。手前の年代モノのフォードはここ麓郷有機農業をしている菅野さんのもの。品種を忘れてしまったがこの時期コガネ色に輝く小麦の中でも、ここに映っている小麦はひときわ美しかった。キラキラさらさらだ。
カメラを構えたぼくの立ち位置の後方に、実は菅野さんが苦労に苦労を重ねたタマネギ畑が広がっている。4年ごしでひどい目に会っていたタマネギが、今年はすごく調子がいいのだ。僕はこんなタマネギを人に紹介したい。4年ですよ!北海道の夏はとても短くて、タマネギの定植は5月、収穫が8月末ごろだから、たったの4ヵ月で大きなタマネギにしないと、栽培面積が広いから大打撃になる。このときスタートの時から即効性の化学肥料を使えば効率いいけれど、有機栽培ではそうはいかない。僕のシゴトじまんになってしまうけれど、ここ富良野麓郷というところは富良野市にある。あの「北の国から」で五郎さんが住んでいた山里だ)で6年越しで、すっと勉強会をやってきたのだ。その勉強会の始まりから熱心に通ってくれていたのが、麦わら帽子の菅野さん(笑顔っ!)。
ああ涙出る。物語に連なる人がいっぱいいます……