かわなべ森の学校

buonpaese2007-10-02

 川辺に来たのは、実はかわなべ森の学校を再訪したかったからだった。2年前、同僚のGと訪れ、廃校のもつ“気”の美しさに感じ入り、結果2006年、“食の文化祭”というイベントを東京足立区の廃校で開催したきっかけになった場所だ。その元は、遡ること4年ほど前、懇意にしている『九州のムラ』という雑誌の編集長・養父信夫さんと福岡で会ったとき。同席していた北島淳朗さんという方が鹿児島の廃校に住んでいると聞き、いつか行こうと話したことが始まりだった。しかもそのまた前段として、僕が学生時代に夏の数ヶ月を過ごした、今は無き長野県美麻村の廃校施設“美麻遊学舎”の思い出が根底にある。
 さてその北島さんは事情があり、今は住んでいないが、再び訪れた旧長谷小学校、現かわなべ森の学校の、心洗われるような緑は、この日も変わらずにそこにあった。いつまでもあってほしいと思う。